第11回 『メタルヒーロー「宇宙刑事シリーズ」』

まず前回の訂正を・・・。
ショッカーが滅びたのは第48話ではなく第98話の間違いです。あと、「仮面ライダー
BLACK RX」は1989年に終了してます。では今週のコラムですー!

植盛がコンタクトを落とし、大谷氏のセッションライブ決定など、いろいろと出来事が
起こっておりますが、今日もがんばって特撮を語る事にしましょう・・・。

前回は「仮面ライダー」(1号・2号編)についてお話しました。今回はもう1つの
代表的なヒーローシリーズ、メタルヒーローの話をします。
宇宙刑事ギャバン・シャリバン・シャイダー、彼らがメタルヒーローに属しています。
これらのシリーズも長い間特撮を支えてきた伝統ある作品といえるでしょう。

確かに今までの特撮シリーズになかった要素がそこには埋め込まれています。
ストーリーとしてはタイトル通り、宇宙刑事ギャバンが平和を守る為宇宙の悪人
集団マクーと戦う、といったお話。
今までのヒーローは世界の平和の為に戦うのがほとんどだったのですが、宇宙と
規模がでかくなってます!
そして特撮番組の要の一つである変身。今までのヒーローはだいたいが改造人間・
ロボットといったアンドロイドな人が変身する傾向でした
(仮面ライダー・キカイダー等)。
宇宙刑事では主人公は普通の人間です。どうやって変身できるのか?
科学粒子がコンバットスーツという特殊なスーツとなって体に付着し、宇宙刑事
ギャバンになる、という設定です。
まさに未来的・科学的発想!
そうすることで、生身の人間でも変身が可能となりました。そして、今まで「変身
ブーム」と言われるくらい「変身!」という言葉は欠かせなかったのですが、この
作品では「変身!」という言葉は使わず「蒸着!」という言葉を使っています。
これもまた科学的な要素です。
さらにギャバンに変身するまでの時間はたったの0.05秒!!やりすぎです・・・。
早すぎる為ナレーション付きで「蒸着プロセスをもう1度見てみよう」とリプレイで
毎回見せてくれるからこれもまた憎めません。

そしてアクション、放送時間のほとんどがアクションシーンでした。
特撮番組だから当たり前と言っちゃあ当たり前なんですが、それでも多すぎるくらい。
しかも、キレがあって熱い!!
変身前のギャバン(地球では一条寺烈と名乗っていましたが)、演じたのは大葉健二
という人。この人、千葉真一の弟子であり、今はジャパンアクションクラブの代表
取締役になっているようです。
この人のアクションが一番キレがあり好きです。この人がギャバンのスーツを実際
着てアクションしてもいいんじゃないか・・・、と思うくらいでした(何回か実際に
着てたみたいですが)。
二年前の「忍風戦隊ハリケンジャー」にシュリケンジャーという役でゲスト出演して
久しぶりに見た時はとても嬉しく思いました。
さらにシュリケンジャーに変身するポーズもギャバンの変身ポーズ!!ギャバン
ファンにはたまらない回だったと思います。
ビデオで永久保存しようと思っていたのですが、大阪プロレスをそのテープに録画
してしまいました・・・。

宇宙刑事シリーズは3部作になっています。「宇宙刑事ギャバン」「宇宙刑事
シャリバン」「宇宙刑事シャイダー」。
3つとも世界観が同じです。「宇宙刑事シャリバン」でギャバンが隊長に出世し、
最終回でギャバンが再登場しシャリバンを助ける話も印象的です。
3作目の「宇宙刑事シャイダー」で3人揃って欲しかったのですがそれは叶わず・・

その後、宇宙刑事シリーズは終わりはしたものの、「時空戦士スピルバン」・
「機動刑事ジバン」など、その手のメタルヒーロー作品は続き、1998年「鉄ワン
探偵ロボタック」でメタルヒーローシリーズが終了しています。
「宇宙刑事ギャバン」が金曜夜7時半からの30分に放送され始め、シリーズが進む
につれ、日曜朝8時の枠に移動し、2000年「仮面ライダークウガ」と仮面
ライダーシリーズにバトンタッチされました(1999年に石ノ森章太郎原作の
「がんばれ!ロボコン」という作品が放送されてます)。
今現在メタルヒーローシリーズは放送されてませんが、復活を希望する声は少なく
ないようです。その証拠に今の特撮番組(特にスーパー戦隊・仮面ライダー)に
宇宙刑事シリーズに使われた要素が加わっています。
仮面ライダー・ウルトラマン不在の特撮の世界を支えたメタルヒーロー。
その存在はすごく大きかったと思います。

次回はまた音楽の話に戻ります。
僕が音楽を始めたきっかけ、音楽をとおして出会った出来事・人たちについて
過去を振り返っていこうかと思っています。
 
  



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