第27回 『アーティスト?ミュージシャン?』

こんばんは〜、ようやく月曜日のコラムにもどりました、今週のコラム。
正直、気まぐれコラムになってるような気もしますが・・・、それでも27回も
続いてるのは凄いっっ!ではいきましょう。

今回は特にどうでもいい話、といってもいつもどうでもいい話なんですが・・・、
でも深く考えていけばいい話に変身するかも!? プロであれアマであれ僕ら
のような音楽活動している人達はよくこう呼ばれます。
「ミュージシャン」もしくは「アーティスト」・・・。
今回はこの二つの言葉がテーマです。

山口的意見で率直に言うと、明らかに俺らはアーティストではないでしょう!
「アーティスト」=「芸術家」。
間違いなく俺らは芸術してません。 音楽は芸術の一つとして枠組みされてます、
音楽といってもまたいろいろあるのですが、世の中に普通に流れている音楽は、
芸術とは少し離れた位置にあると思います。
世の中に普通に流れている音楽、早い話、僕らのやってるポップス・ロック、
他クラシック等です。

一般に芸術作品と呼ばれる絵画・陶器、あるいは建築物・・・、どれも本物があり、
その場で作品の美しさを楽しむ物です。
例えば、展示会に行かなければ作品を見る事ができず、高価な額を払わなければ
手に入らず、いくら払っても手に入れられない作品もあったりします。
本物がすべてであり本物でなければ価値が下がってしまいます。そして無から
創り出されるモノがほとんどです。
伝統とかにあまり縛られず、純粋に美しさや何かを表現してると言うか・・・、
あまり上手く説明できませんが(汗)

音楽、というと本物・偽物の区別があまりありません。曲をパクってるとかはまた
別の話になりますよ(笑)
似ている曲はあるにせよ、偽物とまではいかず一つの作品として成立するでしょう。
そして、CD等のソフトウェアによっていつでもどこでも作品を堪能できる!これが
一番大きな違いでしょう。
さらにCDR等に複製できてしまう訳ですから・・・。
価値も何もあったもんではありません。

作品自体にしてもそうです。無から何かが生まれる訳ではありません。
昔から存在してるロック・ポップス・クラシックの雰囲気を元に楽曲が作られて
ます。ほとんどの作品が昔から存在する伝統を受け継いで完成されています。
それらの伝統(ロックな雰囲気・クラシックな雰囲気)を初めて築いた過去の楽曲は
芸術作品と呼べるかもしれませんが、以降に作られた楽曲は芸術作品とまでは
呼べません。
なぜなら、ロックやクラシック音楽はすでに完成されてる物だからです。
「クラシック」、意味は「伝統的な〜」みたいな意味、だったと思います!
(おいおい・・・)
要は「伝統を大事にする音楽」として「クラシック音楽」という言葉が生まれ
ました。無から創造する芸術の枠に入れるとなれば「???」(矛盾)が生じる
のではないか?と僕は思います。

新しい(無から生まれる)音楽を創造するのは、(少なくとも俺には)不可能だと
思います。
できるとすれば、あらゆる音楽の融合ぐらいか・・・。ビートルズで全てやり
尽くしたのではないか!?と思っている人間です。
しかし、まだありました!芸術音楽と呼べる作品が!!聞いた事がある人もいる
かも知れませんが、「4分33秒」という作品。
ジョン・ケージという人が作った楽曲なんですが、ピアノの前に座り4分33秒
音を一切発しない!!無音の中で偶然性を表現するとか・・・。
音楽作品の一つとして認められています。

久しぶりに深く考えてコラムし、話が少し長くなりましたが、最終的にまとめます。
音楽は芸術とは違うモノとして僕は見ています。
芸術音楽と呼ばれるモノもありますが、僕らの作っている音楽は芸術とはかなり
かけ離れています。なので、僕はアーティストではなく、ミュージシャンの類に
入ると思います。
新しい音楽を作るのではなく自分の好きな音楽を作り、時にはライブパフォーマンス
で皆に少しでも刺激を与えれるミュージシャンになれるといいですね。
プロであれ、アマであれ・・・。




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