第3回 『シンセサイザー 』

さて、もうすぐライブです。風邪も治りつつ、少〜し練習モードの山口君ですが、
第三回いってみよー!と思います。

今回のテーマはシンセサイザー。聞いた事があるような・・・、ないような・・・、
微妙な人がいるかも知れませんが、バンドでいうキーボードです。
プロのキーボーディストが使っているのはほとんどがシンセサイザーです。
ちなみに僕が時々ライブで使うキーボードもシンセサイザーです。
ここで問題なのは、キーボードとシンセサイザーは何がどう違うのか?
基本的には同じです。・・・終わっちゃいましたね。ここでは同じという風に
しておきます!少し強引な感じもしますが、そう言った方が分かりやすいかも
知れないからです。
ただ、家庭で使われる事がある「光るキーボード」や、学校とかにある2・3万
ぐらいするようなキーボードとはやはり大きな違いがあります。

何が違うのか?
そもそも「シンセサイザー」という言葉は英語の[synthesize]からきています。
「創造する」等といった意味です。つまり、音を創ることができるキーボード、
それが「シンセサイザー」です。(キーボードでなくてもラック型になっている
やつもあります)
一般家庭で使われているキーボード(ポータブルキーボードと呼んだりしますが)
はピアノはもちろん、ギターやバイオリンやトランペットや太鼓の音などいろいろ
な音が出せます。最近ではリバーブ(音を残響させる)、ディレイ(やまびこの
ように音を繰り返す)、コーラス(ハモらせる)といったちょっとしたエフェクター
機能(音に特殊効果をかける機能)がついていたりもします。
が、シンセサイザーではさらにそれらの音をうねらせたり、持続音(音の伸び)
を変えたり、エフェクト(特殊効果)の度合を調整できたりでき、細かく音を調整
できるのです。
ピアノの音に設定していたのが、細かく調整していく内にまったく別の音に
なってしまうというのが可能になります。
また、「ワークステーションシンセ」と言った物もあり、リズムも作成でき、多重
録音でき、編集でき、なおかつCDーROMまでもれなく付いていて、シンセ
一台でCD制作が可能!といったとんでもない物までできてしまっています。

さて、「シンセサイザーの音はどんなの?」と聞かれると、他の楽器と比べて
あまりピンとこないかも知れません・・・。前述だけだと「いろいろな楽器の
音が出せるんじゃないの?」という答えに当然なります、悲しいですが・・・。
でも、あるんです!シンセ独特の音が。
初期のシンセサイザーは今のように、いろいろな楽器の音が出せるという物
ではありませんでした。アナログシンセと言うのですが、音の信号をツマミで
いじり、変化させ、音を創っていくのです。
暇があれば、YMOの「ライディーン」という曲を聴いてみてください。
アナログシンセで、これぞシンセっ!!という音がメロディーを奏でています。
そして時代と共に発達し、どこで間違ったのか・・・、気がつけば「音を創る
シンセ」から「生の楽器の音に近づけるシンセ」に方向性が変わってしまい
ました。
確かに最近のシンセ(ポータブルキーボードを含む)はサンプリング音源(生の
楽器音を録音して、シンセの音源にしている)によって生の楽器音に近い音が
出せるようになり発展してますが、やはり鍵盤楽器。奏法の違いなどもあり、
難しい問題はたくさんあります。これからどうなることやら・・・。

今のシンセを否定する訳ではありません(現在使っている張本人ですから・・・)
がプログラムされた音を使うだけでは少し寂しい気にもなります。
どうせ使うなら、他の楽器の音など意識せず独特な音を創ってライブで利用
していきたいものです。

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